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讃岐もち麦ダイシモチについて

「讃岐もち麦ダイシモチ」と香川県善通寺市についてご紹介します。

弘法大師空海とダイシモチの里、香川県善通寺市


「讃岐もち麦ダイシモチ」は、香川県善通寺市内の近畿中国四国農業研究センター(現:国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構)が平成9年に開発したもち性の強い大麦(裸麦)で、善通寺市がご生誕地である弘法大師・空海に因んで、「ダイシモチ」と名づけられました。収穫時期の5月になると、その大きな特徴である紫色の穂が風にたなびき、善通寺市市内の畑一面が「紫色」に染まります。
麦の栽培は乾燥地域が向いているとされており、雨の少ない香川県では古くからは「弘法大師・空海が唐から麦の種を持ち帰った」という伝説が残る“もち麦”(大麦の一種)が盛んに栽培されていました。

ダイシモチ品種について


裸麦新品種「ダイシモチ」は、六条渦性のもち性品種で、早生で「イチバンボシ」より短稈で倒伏に強い。高β-グルカンで、「イチバンボシ」の1.6倍含まれます。 粒はやや硬く、精麦白度は高い。収量性は「イチバンボシ」よりやや低い。
成熟期の穂は紫穂で、粒は紫粒です。

【特性】
ダイシモチは、四国農業試験場(現・国立研究開発法人 農研機構 西日本農業研究センター)において、昭和60年12月にもち性・早生・強稈・多収・耐病性を育種目標に、センボンハダカ/モチ麦Dの交配(四交819)を行い、昭和61年11月にセンボンハダカ/(センボンハダカ/モチ麦D)F2の戻し交配(四交935)を行い、以後派生系統育種法により育成した系統です。

もち麦の説明


「もち麦」についての説明ですが、お米に「うるち米」と「もち米」があるように、裸麦にも、「もち性」と「うるち性」があります。その違いはデンプンです。穀物に含まれるデンプンには、<パサパサした性質のもの(アミロース)>と<モチモチした性質のもの(アミロペクチン)>の2種類があります。お米で説明すると、パサパサした性質のデンプンをたくさん含むものは外米に多く、ピラフなどに用いられます。
パサパサした性質のデンプンが少ないものは、「コシヒカリ」のように粘りがあるお米です。
そして、パサパサした性質のデンプンが全く無いものは、お餅に使う「もち米」です。
裸麦も同様で、パサパサした性質のデンプンを全く含まないものを、「もち性裸麦(=もち麦)」と呼んでいます。つまり、もち麦は、粘性が強いため、麦飯独特の「ぼそぼそ感」がなく、粘り(もちもち性)のある優れた食感を持っています。また、加熱調理すると、“冷めてもかたくなりにくく、食味がかわらずおいしい”、といった加工適性があります。
さらに、同じもち麦でも、品種によって特徴に違いがあります。「ダイシモチ」は、「かむと甘みがある」「食感がよい(もちもち・プリプリ)」「冷めてもおいしい」もち麦です。

善通寺市産讃岐もち麦ダイシモチの他種との違い

◆品質

平成9年から栽培を始めて、生産者さんの栽培技術も上がって非常に高い品質を保っており、農林水産省の定める「畑作物の直接支払い交付金の麦の交付単価」ランク付けの中で、3年間連続で最高品質である「1等級Aランク」を取得しています。

◆加工・食感

麦の加工は通常ローラーを使用し、「押し加工」を行いますが、弊社の「讃岐もち麦ダイシモチ」は食感を残すため「押し加工」をせず、完全な「丸麦」に仕上げています。

◆精麦

精麦は善通寺市市内にある西日本有数の精麦会社で行っており、処理制度の高さや異物混入の低さにも自信を持っています。

◆機能性表示食品

  • 2018年にダイシモチ品種として”食後血糖値の上昇をおだやかにする””おなかの調子を整える”の2項目で、初の「機能性表示食品」承認を受けました。

◆成分
「讃岐もち麦ダイシモチ」の成分についてはこちら→

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